50歳から投資するのは遅いか?


昨日の記事で50歳は20歳の8倍の金額を投資しないと追いつけないと説明しました。

 


それでは、50歳から投資を始めるのは遅いのか?という疑問が出てきます。


たしかに遅いです!

でも

遅すぎることは無い!!


投資をやったことが無い人の多くが定年になったら投資を辞める。

年金の足しにするためにそれまで投資をやる。

こういった方が多いと思います。

こういう方は60歳~65歳で定年を迎え年金生活に入るまでと考えます。

50歳から始めると10~15年間の投資ということです。

ここまでで疑問が生じます。


1.投資を辞める必要性

仮に15年運用したとしましょう。

毎月4万円積み立て投資をしたとして年間48万。

15年で元本720万積み立てるとします。

年間利回りを5%で計算すると最終的に1070万になります。

考えてみてください。

65歳で年金をもらい始めるとして、すぐに1070万も必要でしょうか?

せいぜい年間100万ほどではないでしょうか?

すると970万残ります。

この970万がまた投資利回り5%の恩恵を受けることが出来ます。

想定48万ほど増える計算です。

もちろんそう上手くいく話ではありませんが可能性はあります。

投資をやめなければ毎年増える可能性はあるのです。


2.すぐ使う予定のお金は投資せず預金しよう

定年後1~3年以内に使う予定があるのならその分は投資せずに預金しましょう。

投資は価格が変動します。

65歳時点で株価が下がっていれば損を出してしまう事も有り得ます。

投資の世界では3年サイクル、5年サイクル、10年サイクルといった上下に変動するサイクルが存在します。

こういった上下動に対する対策としてドルコスト平均法が存在します。





それでも何が起こるか分からないのが投資の世界です。

定年後に旅行に行きたい。

そういった予定のある方は先に預金で確実に貯めておきましょう。

基本的には3年積み立てをすると損をする確率は下がると言われています。

言い換えれば3年以内は危ないということです。

しかしお金は100か0ではないのです。

0になる確率は0%だということも覚えておきましょう。


3.若い人には勝てない。でも大丈夫!

残念ながら若い人の力には太刀打ちできません。

投資の世界では金額よりも期間のほうが大事です。

複利の力による資産の増え方はもちろん、損を出すリスクの軽減も勝てません。

20歳の人が45年間積立投資をすれば、ほぼ100%利益を出しているでしょう。

だからといって50歳の人が投資をしないという選択肢は私の中ではありえません。

15年あればかなりの確率で利益も出るでしょうし、定年が70歳まで引き延ばされればさらに5年間積み立てる期間が延びます。

資産を築くラストチャンスだと思いますのでぜひトライしてみましょう。


4.60歳の人は厳しいかも・・・

私は60歳の人には投資は勧められません。

もし老後に不安があるのなら自業自得としか言えません。

60~65歳の5年間では損をするリスクが結構あります。

おススメしません。

50歳~55歳までが私の中ではタイムリミットいっぱいです。